そして競技開始。競技は、11チームからならるAグループと、10チームのBグループとに分かれて、それぞれグループ毎にセクションを回っていった。
MSSはAグループに入っていて、まずは第1セクションからの競技開始となった。
第1セクション コース図
競技が始まると、選手及び車両は待機場所に隔離される。
グループ内の出走順序はくじ引きで決めたが、MSSは9番を引いたのでしばらくここで待機。
1セクではスタートとゴールは見えたが、セクション内での他チームの作戦、コースのコンディションは判らないようになっている。
これは、スタートの様子。150m後ろから走って車両に乗り込み発進する。
1番手のTRS(倒壊レスキューサービス)がゴールしてきた。先頭車両のオクムラさん(これまたNiftyでの友人)は、ミスコースのにタイムロスをしたらしい。2又の部分にコーステープが張って無かったのでF2に初めて来た彼にはコース図だけでは判らないのも仕方がない。
強豪協和タイヤのSKYTRTもスタート地点を見守る。
ゴールしてきたのは、アンテロープのジープJ57。次の出走待ちは4WD CRAFTチーム
自分たちも1セクを走り終え、2セクの待機場所へと移動する。
ここは、2段階の待機場所があって、順番が来るまで他チームのスタートも見ることが出来ない。また9番くじを引いたMSSはテントを張って仮眠。2セクが始まったのは午後の2時だった。
第2セクション コース図
第2セクションは制限時間40分なのだがオフィシャルが全然次のチームを呼びに来ない。
何も判らない状態で4時間ほどが過ぎたところでオフィシャルが来るが、なんでも45mの急なヒルクライムからクリアできない車両をセクションから出すために、1チーム2時間のペースで競技が進行していることが判った。
やっと、MSSがスタートラインに並ぶ。
この時朝の6時。セクションオープンから16時間後の事だった。
先行の8チームはすべてタイムオーバーでセクションを落としているので、ここで頑張れば上位に入れるぞと気合いを入れる。
しかし、40分という短い規定タイムをクリアするための「シングルラインのウインチングで45mのドロドロヒルクライム(鬼追い坂)を登る」という作戦は見事に失敗し、サファリのPTOウインチを壊してしまった。さらにレスキュー作業中にジムニーのクラッチも焼けてしまうというおまけ付き。
次のセクションの待機場所でPTOウインチを分解整備するが、壊れた箇所は特定できても修理する手段がない。
ジムニーは、自走出来ない状態になってしまったので、カーロープでサファリに引かれてここまで辿り着いた。
2セクであまりにも競技時間が掛かりすぎたので、AB両グループがまだ行っていない第3セクションが中止されたことをこの時知らされた。
zumiさんのBJ73。2セクはクリアできなかったものの、競技直前にフロントにAIRLOCKERを組み込んだ車の調子はすこぶる良いみたいだった。